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甲状腺検査活動2016報告会を開催しました

生活クラブは放射能汚染から「福島の子どもたちと知る権利を守る活動」として、子どもたちの甲状腺検査を2012年度から毎年行なっています。2016年度は790人が受診し、その結果の報告会を9月9日に東京で開き、組合員など77人が参加しました。

継続検査で子どもの甲状腺の特徴が明らかに

東京電力福島第一原発の事故による放射能汚染で、子どもの甲状腺がんの広がりが危惧されています。生活クラブの甲状腺検査活動は、福島県が県民健康調査として行なっている子どもの甲状腺検査との比較・監視、全国各地の実態を知ることなどを目的にしています。

活動は組合員から寄せられた復興支援カンパをもとにして行なわれ、2016年度は各地で790人の生活クラブ組合員の子どもが検査をしました。
このうち2012年度からの継続者は117人でした。

「生活クラブの継続的な検査により、子どもの甲状腺にできたのう胞や結節は短期間のうちに消えたり発生することが初めてわかりました」と、2012年度から甲状腺検査を監修する道北勤医協・旭川北医院の松崎道幸医師は語っています。

*写真上:熱心に報告を聞く参加者
*写真下:松崎道幸医師

福島県実施の甲状腺検査の信頼性ゆらぐ

報告会では、NPO法人「3・11甲状腺がん子ども基金」の活動紹介がありました。同基金は放射能汚染の影響で甲状腺がんになった子どもに療養費を給付する活動などをしており、これまでに99人に実施しています。生活クラブは甲状腺がんの子どもを支援するため、復興支援カンパから100万円を寄付しました。

「私たちの療養費給付事業によって、これまでは発生してないとされた事故当時4歳の子どもの甲状腺がんが明らかになりました」と、代表理事の崎山比早子(さきやま ひさこ)さんは語りました。福島県は甲状腺がんやその疑いのある子どもは191人(2017年3月現在)と発表していましたが、同基金の活動により8人の子どもの発症が漏れていることが判明し、県の調査の信頼性がゆらいでいます。

*写真:崎山比早子さん

事故から6年たったこれからが大事

生活クラブふくしまからは、「郡山市での甲状腺検査から見えること」と題した報告がありました。福島県が行なう検査は結果のみが送付されてくるだけで、親である組合員などには不満が募っていました。一方、生活クラブの甲状腺検査は、親が同席できて医師からその場で説明が聞けるので好評です。

「子どもたちのことを考えて、確実に安全だと言えるまで甲状腺検査を続けていきたいです。そして不安を抱えるお母さんに寄り添う活動を進めていきたいと思います」と、生活クラブ副理事長の緑川順子さんは語りました。

チェルノブイリ原発事故では5年後から子どもの甲状腺がんが増え、10年後にピークを迎えました。生活クラブは甲状腺検査活動を2020年度まで継続することを決め、検診者数の目標を1,000人に拡大して実施していきます。

*写真:緑川順子さん

2016年度甲状腺検査活動報告書はこちらから(PDFファイル、A4版10ページ、約320KB)

【2017年10月5日掲載】

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