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東京家政学院大学との共催で「健康と栄養に関する学習会」を開催しました

7月8日、生活クラブ連合会は東京家政学院大学との共催で「健康と栄養に関する学習会」を新宿で開催しました。昨年、同大学との共催で開催した「現代生活学セミナー『家族の健康は毎日の食卓から』」に続くものとして、今年は連合消費委員会の拡大学習会としての開催です。
今回のテーマは「人をつなぐ食卓」です。首都圏を中心に、北海道から関西までの組合員110名が参加しました。

(2015年7月28日掲載) 

食文化の担い手を育てる「食育」

はじめに「暮らしの中に食べることを楽しみにする姿がある」と題して、東京家政学院大・健康栄養学科の酒井治子准教授からお話がありました。食をめぐる現状と課題から、食を営む力を育てる食育とは何か、人や自然、料理づくりへの関わり、食文化との出会いを通してめざしたいことまで、共有することができました。

「親自身が育つ場も必要で、それは食を通して子育てを分かち合う場となります。そのような場づくりが今、地域の中で期待されているのではないでしょうか」。家庭や地域には、食文化の担い手を育てる役割もあるということに気付かされる内容でした。

次に「食卓に見るこころの風景」と題して、児童学科・柳瀬洋美准教授のお話です。「人の最初の感情は『快』と『不快』から始まります。困った時に誰か来てくれて、助かったり気持ち良くなったりする。人が関わることで『不快』が『快』に変わる。この体験の積み重ねから人に対する基本的信頼感が生まれます。逆に満たされない思いの行方が問題で、様々な事例から『食』と『こころ』の問題が見えます。『栄養豊か』な食事と『心豊か』な食卓が『人とつながる力(コミュニケーション力)』と『生きる力』を育てるのです」。
具体的な事例を交えたお話に、参加者は共感に包まれ、会場には一体感が生まれていたように感じます。

子育て支援・消費材の生産者・組合員それぞれの現場から

お話をうけてのパネルディスカッションでは、現代家政学科・上村協子教授をコーディネーターに、パネラーとして「生活クラブ保育園ぽむ・砧」園長の谷嘉子さん、生活クラブの牛乳の生産者・新生酪農㈱の鈴木猛さん、そして生活クラブ連合会・連合消費委員長の藤田ほのみさんの3名からの意見交換と討議が行なわれました。
子育て支援者と生産者と組合員というそれぞれの現場から、現代の食育事情について参加者に問題提起する場となりました。これを受けて、生活クラブ連合会・伊藤由理子理事から「消費材は子どもの心を育てる力を持っている」と全体を通した力強い総評を受けました。

最後に、生活クラブ埼玉の組合員による「ビオサポ活動ツール」のデモンストレーションです。ツールを開発したメンバーが舞台の上で着色料と香料で無果汁飲料を作る実演は、会場から試飲体験を募ってリアルに繰り広げられ、たいへん好評でした。
そして「食は人をつくる、人をつなげるということを、もう一度みんなで考えて活動を進めていきたい」という増田和美連合消費副委員長の言葉で幕を閉じました。

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