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【復興支援ニュース・前編】熊本地震救援活動

2011年3月11日に発生した東日本大震災で被災した方々に対し、生活クラブは息の長い支援を続けています。そして2016年4月14日から16日に発生した熊本地震の被災者に対しても、他団体と連携して救援活動を行なっています。2つの復興支援活動とカンパ収支について報告します。

*『生活クラブOPINION 復興支援ニュース(10月3回号)』を前後編の2回に分けて転載します。
(後編)東日本大震災復興支援活動の報告

みなさんの厚意が被災者の励みに

熊本地震被害に対して生活クラブは組合員のみなさんに緊急カンパを呼びかけるとともに、公益財団法人共生地域創造財団(*)やグリーンコープ共同体、市民団体と連携して救援活動を行ないました。みなさんから寄せられたカンパは発生初期の救援物資や、車中泊避難者の支援などに役立てられました。

(*)公益財団法人共生地域創造財団
東日本大震災の際に被災地の復興と未来に向けた共生地域の創造を目的として、ホームレス支援全国ネットワーク、グリーンコープ共同体、生活クラブ生協の3団体による共同事業体として組織されました。現地の方々と共に働き、共に歩む“伴走型支援”をコンセプトに復興支援活動を続けています。

共生地域創造財団
http://from-east.org/

 熊本地震と東日本大震災の支援カンパに1億2,400万円 ありがとうございました 

熊本地震救援カンパにはこれまでに8,259万8,957 円が、また東日本大震災復興支援第6次カンパには4,145万5,500 円が寄せられました(7月13日現在)。ご協力ありがとうございました。なお、双方のカンパ受付は1週間の重複期間(5月2回注文時)があったため、当該週のカンパの9割を熊本救援に振り分けることを連合理事会で決めました。各カンパは次のように活用する計画です。

熊本地震救援活動

熊本では、「こころをつなぐ『よか隊ネット』」という市民団体に参加して救援活動を行ないました。「よか隊ネット」とは、共生地域創造財団、グリーンコープ共同体など約70の団体が連携している団体です。
生活クラブは、各会員生協の職員を現地に派遣して救援活動を行なうとともに、共生地域創造財団やグリーンコープへのカンパという形で活動を支援しました。

被災者の力になりたいと奮闘
生活クラブの活動

生活クラブではエスコープ大阪や生活クラブ都市生活(兵庫県)、生活クラブ愛知、生活クラブ大阪の職員が救援活動を行ないました。4月23日に救援物資を積んだトラックで出発。25日には救援要請のあった熊本県西原村に物資を届けました。
「震災から1週間が経っていましたが、救援物資が行き渡っていない状況でした。防寒具や肌着をお渡しするとたいへん感謝されました。倒壊した家屋を目の当たりにし、自然の脅威を感じました」と、エスコープ大阪の陶山和彦さんは振り返ります。
また、被災者へ牛丼などの炊き出しを実施しました。参加したエスコープ大阪の京嶋孝之さんは「温かい料理を食べてもらい、冷えた体を少しでも癒してもらおうと思いました。『大阪からありがとう』と声をかけられ、もっと被災者の力になりたいと思いました」と話します。
今回の地震では、ミニトマトの提携生産者である熊本県益城町の吉水農園(西日本ファーマーズユニオン)が被害を受けました。地震直後は従業員も被災して小分け作業ができなくなったため、エスコープ大阪本部にミニトマトをケース単位で移送し、生活クラブ都市生活とエスコープ大阪の組合員がパック詰めのボランティアをしました。
各地の職員による救援活動のほか、生活クラブグループの「社会福祉法人生活クラブ風の村」(千葉県)も、熊本の特別養護老人ホームに職員を派遣しました。

*写真上:エコノミー症候群で死亡者も出た車中泊避難の人にテントを提供
*写真中:熊本市内の駐車場で夜の炊き出しを実施
*写真下:エスコープ大阪本部では、子どもも一緒にミニトマトをパック詰め

支援が届きにくい人々に寄り添う
こころをつなぐ「よか隊ネット」の活動

約70団体が連携している「よか隊ネット」は、公的支援が届きにくい人への支援を実施しています。今回の地震では車中泊避難する人が多数いました。そこで車中泊している131人にアンケートを実施し、4月28日には提言をまとめて熊本県や市に生活再建や心のケアの体制を求める要望を提出しました。
「車中泊している人の約8割は、行政から支援策の説明など何も受けていませんでした。家が全壊してもどる場所がない人や、震度7の地震に2回も遭い不安で家で過ごせない人がおおぜいいました」と、「よか隊ネット」事務局次長の江崎太郎さんは述べています。
要望書を提出後も、「よか隊ネット」は夜間巡回をして車中泊している人の悩みを聞き、一人ひとりのケースに合わせた支援をしています。
また被害の大きかった益城町の山間部集落の住民を支援し、熊本県へ宅地補修の助成制度を求める活動をサポートしました。
「よか隊ネットは、これからも見逃されがちな人の支援を行なっていきます」と江崎さんは話しています。

*写真上:車中泊避難する人を訪問して困りごとなどを聞き取り
*写真下:車中泊避難者への支援策をまとめた要望書を熊本県に提出

東日本大震災の経験が役立つ
グリーンコープの活動

熊本県に会員生協があるグリーンコープ共同体は地震で職を失った人を雇用し、災害復興センターを設立しました。そして車中泊や在宅被災者に毎日300食分の弁当を8月末まで用意するほか、生活再建の目途が立たない人への個別対応など精力的に活動しています。
グリーンコープ共同体常務理事の村上省三さんは「生活クラブからの支援はありがたく、みなさんと一緒に活動した東日本大震災での支援の経験が役立っています」と述べています。熊本県は台風シーズンを迎えます。被災家屋の補修は簡易的なものが多く、「支援すべきことはたくさんあります」と村上さんは語ります。

*写真:グリーンコープのマスコットであるリスの元気くんの帽子をかぶり、益城町で炊き出しを実施

【生活クラブOPINION 復興支援ニュース 2016年10月3回号(10月3日~7日配布)より転載】

【2016年10月11日掲載】

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