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生協の食材宅配【生活クラブ】
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「遺伝子組み換えなたね」にNO! 西オーストラリアのNON-GMなたね生産地を訪問

2016年1月13日から17日まで、生活クラブの組合員と「なたね油」の提携生産者である㈱米澤製油、原料なたねの輸入元の全農(全国農協協同組合連合会)事務局の3者が、西オーストラリア州を訪問しました。西オーストラリア州は、生活クラブのなたね油の原料となる非遺伝子組み換えなたね(NON-GMなたね)の生産地です。
現地では、NON-GMなたねの生産農家と、収穫されたなたねの集荷・流通を行なうナラカイン社・CBH社の2社を訪れ、交流を深めました。農場やサイロなどの関連施設を視察し、生産・集荷・保管・輸送・船積みまでの各段階で、NON-GMなたねがGMなたねと混ざらないよう、厳格な管理がなされている様子を確認できました。

GM=Genetic Modification 遺伝子組み換え

「すべてのGM作物を作らない」ナラカイン社

8,500haにもおよぶハーディングさんの広大な農場ナラカイン社は、生産農家でもあるハーディングさん自身が経営しています。ハーディングさんが所有する農地は8,500haと広大で(*)、周辺にはNON-GMに賛同する協力農家が多数あります。

農家にとっては、GM作物は農作業の負荷が軽減できて収益性もよいとされています。しかしナラカイン社のハーディングさんと協力農家のGM作物に対する考えは明確です。なたねに限らず、『人が食すものは絶対に遺伝子組み換えされたものであってはならない』と言い切ります。

種子は畑ごとにサンプル検査が行われます。春に播種する前の畑では、GMなたねの混入を防ぐために入念な前作の残渣(ざんさ)除去、収穫する機械の洗浄、専用コンテナの準備を行ないます。さらに収穫物を輸送するトラックや専用サイロの徹底した清掃、畑ごとの栽培記録や移送・保管記録など、船積みコンテナに封印するまで分別管理の履歴を残す作業が続きます。こうして播種から収穫・輸出までをナラカイン社で一括管理できることは、GM区分管理上の大きな強みです。

(*) 北海道の農家一戸当り平均耕地面積は22.3ha=全都府県平均の約10倍(2012年)

NON-GMなたねの分別集荷を徹底 CBH社

GM作物の判定検査を畑ごとに実施ナラカイン社と並ぶNON-GMなたねの出荷元であるCBH社は、穀物の集荷販売を目的として西オーストラリア州の農家4,500人が出資する協同組合です(CBH=Co-operative Bulk Handling)。西オーストラリアでGM作物の商業栽培が始まる前から、NON-GMなたねを分別集荷(IPハンドリング)し、全農を通じて生活クラブのなたね油原料を供給する契約を続けています。

CBH社では、西オーストラリア州内陸部195ヶ所の集荷サイロのうち、NON-GMなたね専用のサイロを定め、受け入れる全ての畑ごとにGM作物の判定検査を行なったうえでNON-GMなたねを出荷しています。

世界的な天候不順もあり、雨水に頼るなたね栽培は常に天候リスクを抱えています。このため生活クラブでは、一つの産地に頼ることなく複数産地との契約による原料の安定確保をめざしています。

未来の食の安全のために、NON-GMなたねを選び続けます

今回の視察と交流を通して、国を超えてGM作物の生産に反対する考えを共有し、手を結びあってNON-GM作物の生産を続けられることを実感できました。これからも一人ひとりの「食べる力」を束ねて、NON-GM作物を作る生産者としっかりとつながり、将来にわたる食の安全をめざします。

(2016年2月4日掲載)

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