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生協の食材宅配【生活クラブ】
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トップ活動・とりくみ食の安全へのとりくみ生活クラブの放射能対策 〉 放射能検査の対策方針

放射能検査の対策方針

「放射能が健康へ与える影響にしきい値(※)はない」という考え方に基づき、自主基準値を設定しています。
また、徹底した放射能検査を行い、検査結果をすべてWEBで公開しています。
(※)しきい値:それ以下であれば、人体に影響はないとされる値のこと。生活クラブでは、放射能の影響に安全なレベルはないと考えています。


 

厳しい自主基準で放射能検査をしています

 対象品目  飲料水・牛乳・乳製品・米・鶏卵・魚介類・肉(鶏・豚・牛)・青果物・乳児用食品・加工食品

生活クラブは、「放射能が健康にあたえる影響に、しきい値はない」という考えのもと、自主基準値を設定しています。自主基準値を超えた品目は、供給を中止します。1986年のチョルノービリ原子力発電所事故をきっかけに、他団体と共同で放射能検査機を設置し自主基準値を設定。東京電力福島第一原子力発電所の事故にあたり自前の検査機を導入し、数度にわたる改定を経て2016年より現在の自主検査値を適用しています。原発事故から12年経った今でも年間約8,000件の検査を行なっています。
 
■2022年度の検出結果
 

これからも放射能検査を続けていきます

国の放射能基準を超える食品は野生のきのこや山菜などに限定されるようになり(※)、世間では放射能リスクへの関心も薄れてきているようです。しかし生活クラブでは、これからも放射能検査活動を続け、徹底した情報公開と検査結果をもとにした残留放射能の低減対策を進めます。

(※)農林水産省食品中の放射性物質の検査結果(年度別、品目等別、都県別の解析結果)令和元年度/平成31年度公表

独自の厳しい基準による放射能検査を実施

「食べ物から内部被ばくのリスクを少なくすべきである」という考え方に基づいて、生活クラブは放射能の独自の自主基準を設定しています。
国と生活クラブの基準値の比較表
※セシウム134と137合計値、単位:Bq/kg
(1)飲料水には、国の基準と同じ「緑茶」だけでなく、「麦茶」や「山草茶」などの茶類を含みます。
(2)「生椎茸」を除く「きのこ類」を含みます。
(3)検出下限値とは放射能検査の精度をあらわすもので、この値が低くなければ、検査結果に信頼性があるとは言えません。また、検出下限値を目標としている理由は、測定する消費材の比重などにより、検出下限にバラつきが生じるためです。
(4)セシウム134と137合計値、単位:Bq/kg
 

国の基準よりもはるかに厳しい自主基準
国の基準値は食品からの「内部被ばく」だけを想定して設定されています。
しかし、実際には「外部被ばく」があることを考慮し、生活クラブは国の基準より低くすべきと考えました。
主食の米をはじめ、牛乳や鶏卵、肉類など、とくに食べる回数や量が多い食品は基準を低くするべきと考えた数値です。
生活クラブの基準値と国の基準値との比較
※2016年4月改定 ※単位:Bq/kg
青果物・魚介類・加工食品・生椎茸の区分にある食品については、検出値が10Bq/kg以下となることを推奨目標としています。可能な限り、値を下げるために生産者は日々、低減対策を進めています。

 
子育てを応援する品目を揃えた「すくすくカタログ」。赤ちゃんが口にする乳児用の食品は、直近1年以内の検査で不検出(検出下限値セシウム合計1Bq/kg)を確認したものだけを掲載しています。
 


基準値の信頼性を示す「検出下限値」を公開
「検出下限値」とは、放射能検査の精度をあらわすもので、この検出下限値が低くなければ、いくら基準値が低くても検査結果に信頼性があるとは言えません。
厚生労働省からは「一般食品の測定下限値は基準値の4分の1とする」ことが示されており、生活クラブでは他の食品にもこれを適用しています。
なぜ「検出下限値」を公開するの?
検査器の放射性物質検出能力の「検査下限値」以下が「不検出」となります。つまり、必ずしも「不検出=0(ゼロ)」ではないため「不検出」の根拠となる「検出下限値」の公開は重要です。検査器によって下限値が大きく異るため、どのような検査器を使っているかが重要です。
 

高精度な検出器を導入しています
「シンチレーションカウンター」と呼ばれる放射能測定器5台と、より精度の高い検査ができる「ゲルマニウム半導体検査器」1台で検査しています。「シンチレーションカウンター」では検出下限目標10Bq/kgの生椎茸と6Bq/kgの品目、「ゲルマニウム半導体検査器」では主に検出下限目標1Bq/kgと2.5Bq/kgの品目を検査しています。また、「シンチレーションカウンター」で放射能を検出したときには、必要によって「ゲルマニウム半導体検査器」で再検査を行ないます。

詳しくはこちら
 

放射能検査結果の徹底した情報公開
組合員の一人ひとりが実態を把握し、 消費材の利用を計画したり工夫できるように放射能検査の結果は、検出下限値を含めて公開しています。
データベース検索で詳しく閲覧することができます。

放射能検査結果データベース検索


 生活クラブ組合員VOICE 

「生活クラブの新しい自主基準に満足していますか?」

生産者と放射能対策をすすめるための「生産者支援基金」

放射能検査で自主基準値を超えた消費材は供給しません。このような事態が生じた場合に、生産者の収入を補填するなどの目的で、「放射能汚染に立ち向かう生産者を支援する基金(生産者支援基金)」をつくりました。この「生産者支援基金」は、組合員や生産者のカンパなどで造成されています。
 

 基金を活用した生産者の声 
独自に続けてきた放射能対策への支援に感謝
私たちは栃木県でお米などを生産しています。この地域では原発事故の後、安全のために放射能の吸収抑制対策として塩化カリウムを散布してきました。独自で続けていたところ、生活クラブから基金の活用を提案いただき、とてもありがたいです。これからも安全でおいしいお米をお届けします!
 
JAなすの(どではら会)
山口 勉さん

 
小さな子どもに安心できるおせんべいを
私たちの消費材「こどもせんべい」は、もち米だけが原料です。その原料米が基準値を超え供給中止となった際に、消費材の代金などを基金で補填していただきました。その後は新たなお米に切り替え、独自でも放射能検査を続けています。子どもが食べるものは特に安全性を重視し、消費材づくりを続けていきます。
 
(株)精華堂霰総本舗
清水 敬太さん

生活クラブの放射能検査対策の歩み

東京電力福島第一原発の事故以来、「食べ物からの内部被ばくのリスク」を少なくする取り組みを大切にしています。







食の安全を、次の世代につないでいくこと。
その強い意思をもって、我々は検査体制を磨いてきました。

 
★『生活クラブOPINION 』 2023年6月4回(26週) 掲載記事を一部転載しました。
【2023年6月更新】

 

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