残留農薬に関する基準
残留農薬は「国の基準の10分の1以下」を目標としています。
環境ホルモンの発生源として、アレルギー、アトピーなどの免疫系や神経系への影響も疑われている残留農薬。近年、海外から輸入される野菜や果物などに、基準値を大幅に超えた農薬残留のニュースがあとを絶ちません。
生活クラブでは、共同購入する野菜や果物は、全国の生産者と提携し、「いつ、どこで誰が、どのように作ったか」の徹底した情報公開と、農産物の残留農薬検査値が「国の基準の10分の1以下」であることを自主基準とし、その実現を目標とするなど、独自の厳しい基準を設けて管理しています。
生活クラブの独自の農業基準
- 国内で食料を自給するために努力します
- 土づくりを基本とした農業をします
- 農薬と化学肥料はなるべく使用しません
- 残留農薬は国の基準の1/10以下を自主基準とし、達成を目指しています
- 情報公開を原則とし、生産者と消費者との信頼関係を高めています
生産者とたえず話し合いをつづけながら、より人にも環境にも安全な農法を提案しています。
最近は「有機栽培」の野菜などが市場に出回っていますが、農林水産省のデータによると、その割合は1%程度。全体の95%は農薬による慣行栽培であるといわれています。
この問題の背景にあるのは、市販の野菜の流通システムです。市販の野菜に求められるのは、形がそろい、見栄えがよく、通年でしかも一定価格で安定した供給ができること。旬があり、育ち方が気候に左右される農産物を効率よく育てるために、農薬や化学肥料に頼らざるを得ないのです。
このような日本の農産物の現状改善に生活クラブは、共同購入を通して取り組んでいます。健康な土をつくり、土地にあった農法で、農薬や化学肥料の使用をなるべく減らして環境への負荷をかけない農産物作りを積極的に呼びかけています。
それぞれの産地で、気候や土地条件が異なるため、簡単にひとつの基準で統一することはできません。生産者のひとりひとりと話し合いを続けながら、目標達成をめざして地道なとりくみです。
安心でおいしい野菜をつくることは、食料自給力のアップ、そして環境保全につながります。
生活クラブの提携産地では、有機栽培や減農薬栽培に取り組む生産者や、一般的な農法で農産物を育てる生産者がいますが、どんな農薬や肥料を使ったかなど「いつ、誰が、どこで、どのようにつくられたか」という「栽培暦」をすべて公開してもらうことを基本としています。また、定期的な残留農薬検査等、組合員による検査体制も充実しています。
安心でおいしい農産物をつくり、より多くの人がそれを食べるというサイクルを、ずっと継続していくことは、国内の食料自給力を高め、また、私たちの暮らす環境を守ることにつながると考えています。




