知って欲しい、たまごの適正価格(試算)/たまごの適正価格(試算)一覧へ
8月は 278円/kg
しかし市場相場は、156円/kg(7月平均)でした。
市場価格と適正価格(試算)とは、こんなにも開きが、これでは...
安いからと喜んでいられない、たまごの価格
スーパーなどで売られている「たまご」の価格は、需要と供給による市場相場で決まります。現在、大規模養鶏場が過剰に生産しているため、たまごがダブつき、価格が低迷しています。価格が安いことは、消費者にとっては良いことのように思えますが、今たいへん不安な状況が広がっているのです。というのは、異常な価格低迷と原油や飼料高騰により、中小の農家養鶏が廃業に追い込まれています。そして、国産鶏種のたまご生産者は、中小の農家養鶏がほとんどで、国産鶏種のたまごが、なくなってしまう危機が迫っているのです。
卵を生産する鶏の親は約94%が外国からの輸入です。もし鶏インフルエンザがヨーロッパなど海外で流行した場合、卵を生産する鶏の親の輸入がストップします。すると、国内の卵生産もストップしてしまいます。そこで、国産鶏種のたまご生産がなくなってしまわないこと、さらに、国産鶏種のたまごを増やす必要があるのです。
安いからと喜んでいられない、たまご価格の話、ぜひ、多くの方々に知ってもらいたいので、毎月の「適正価格(試算)」をお知らせしていくことにしました。
適正生産価格は、このように算出しています
生活クラブ生協では、「生産原価保障方式」による安定価格で、国産鶏種のたまごを生産者から買い入れています。「生産原価保障方式」とは、ヒナ代、飼料代、人件費などを積み上げて、持続的に生産できることを前提にした価格です。現在、代表的な提携生産者である鹿川グリーンファームからは、1kg290円で仕入れて、組合員価格は360円(班共同購入価格)です。
ここに表示の「適正生産価格(試算)」は、生活クラブ生協の「生産原価保障方式」による安定価格をもとに、飼料や原油の値上がり分、季節による産卵率、需給バランスによる季節変動を加味して、月ごとに算出した「適正価格(試算)」です。
【価格算出の詳しい設定条件】
- 1. 鶏種
- 国産鶏種(もみじ・さくら)
- 2. 生産条件
- 開放鶏舎(2段ゲージ飼育)、オールイン・オールアウト方式(強制換羽無し)
- 3. 給餌飼料
- 採卵時は、PHF、NON‐GMO成鶏飼料の給餌(完全配合飼料)
- 4. 鶏卵規格
- A卵(殻付生卵出荷・パック卵規格)、サイズS~LL
- 5. 生産価格
- 季節変動も含め過去5年間の平均卵価指数を元に設定
《用語説明》
- 「採卵時」とは、生まれて120~130日の、成鶏舎導入後のことです。
- 「国産鶏」とは、育種改良のための基礎鶏を国内で保有し、国内で育種改良された鶏を言います。
- 「適正生産価格」とは、年間を通し生産者が国産鶏種の鶏卵を1.~5.の条件で生産し一般供給するにあたり、安定して持続的に生産するのに必要な農家売り渡し希望価格で、GPセンターまでの納品価格です。(物流経費も含まれます。パック等の包材費は含みません。)
- 適正生産価格の算出方法は、年間通して生産可能な平均卵価をもとに、飼料値上がり分、原油値上がり分、季節による産卵率や需要と供給のバランスによる変動指数を乗じ設定していますので、月により価格は変ります。
- 「GPセンター(グレーディング・アンド・パッキングセンター)」とは、鶏卵の格付(選別)包装施設のことをいい流通の実質的中心になっています。鶏卵の格付けとは、規格取引上の卵重区分(SS、S、MS、M、L、LL)に分別することです。
国産鶏の卵のお問合せは、下記の取扱い団体・生産者にお電話又はホームページをご覧下さい。
- (農)会田共同養鶏組合(長野県) 0263-64-3888
- (農)旭愛農(千葉県) 0479-63-7611 http://www.aino-agri.net/
- (有)幾見養鶏(静岡県) 0545-21-1860
- (有)鹿川グリーンファーム(埼玉県) 048-585-3757
- (農)黒富士農場(山梨県) 055-277-0211 http://www.kurofuji.com/
- 常盤養鶏農業協同組合(青森県) 0172-65-3355
- (有)野地養鶏場 郡山営業所(福島県) 024-939-5008
- 美濃愛農産直(岐阜県) 0585-45-3194
- (株)後藤孵卵場(岐阜県) 058-251-2231 http://www.gotonohiyoko.co.jp/
- (独)家畜改良センター岡崎牧場(愛知県) 0564-46-4581 http://www.nlbc.go.jp/okazaki/
生活クラブが国産種の鶏にこだわる理由
種を外国に頼っている、日本の養鶏の現状
国内の鶏卵生産量の94%は、外国から輸入された鶏種です。その輸入元である外国の育種会社は「コマーシャル鶏」(下記注参照)をつくるための種鶏(親鳥)や原種鶏(親鳥の親鳥)を片性(雄または雌の一方)でしか販売しません。そのため、国内の鶏卵生産者は種の再生産を行うことができない構造になっています。
従って、毎年海外から継続的に原種鶏・種鶏を輸入、購入し続けなければ国内での鶏卵生産ができないのが現状です。
「日本の養鶏は海外に牛耳られている」ともいえる状態で、海外で「鳥インフルエンザ」などが流行した場合は、日本の養鶏は壊滅的打撃を受けます。国内で再生産できる国産鶏が広がってこそ、「国内自給」と言えます。
※ コマーシャル鶏:商用鶏、実用鶏ともいい、養鶏農家で飼養されている食卵を産む採卵鶏のことを指します。
日本の気候風土や消費者の要望にマッチした種鶏を開発・普及したい
外国鶏に頼らず、国内で育種改良できれば、日本の気候風土に適した丈夫な種鶏を作ることができます。このことは、将来起こりうる世界的な気候変動も念頭において、遺伝的多様性を持った種鶏を確保しておくというリスクヘッジ(危険回避)や、地域で開発・生産されたモノを地域で消費するという「地産地消」という観点からも意義が大きいのです。

レンジで半熟たまごかけご飯
生卵をかけるだけなのにシンプルでおいしい「たまごかけご飯」をレンジにかけてみたら、新しいおいしさを発見! トッピングも楽しい「半熟たまごかけご飯」です。

- 作り方
- ご飯に生卵をのせ、よく混ぜる。
- レンジに30秒かけ、さらに混ぜる。
- お好みで醤油、まぐろ油漬缶、佃煮などをのせる。
- ワンポイント
- ご飯の温かさによっても卵のかたまり具合は違うので、30秒ずつ様子を見ながらレンジにかけるのがおすすめ。
- まぐろ油漬缶(ツナ缶)のように油のあるものを混ぜると、ちょっとチャーハン風に。





