見えること、見えないこと
知っておきたい食品表示

名前は「酵母」みたいだけど…「イーストフード」

「イースト」は酵母菌の一種です。イーストフードは、この酵母菌を活性化させるために使われる合成添加物の一括名です。酵母菌は、砂糖などをエサとして増え、活性化しますが、イーストフードを使うと短時間で安定的にイーストが働き、パンを安価に効率的に作ることができます。

名前は「酵母」みたいだけど…「イーストフード」

品名(名称):調理パン
原材料:パン、卵サラダ、野菜サラダ、チーズ、ハム、レタス、(その他、大豆、豚肉由来原材料を含む)、イーストフード、V.C、調味料(アミノ酸等)、カゼインNa、リン酸塩(Na)、発色剤(亜硝酸Na)、pH調整剤、乳化剤、酸味料、香料、コチニール色素、安定剤(キサンタンガム)

▼以下の食品添加物は、「イーストフード」と一括表示されます

塩化アンモニウム、グルコン酸カリウム、焼成カルシウム、炭酸カリウム(無水)、硫酸アンモニウム、硫酸マグネシウム、リン酸水素二アンモニウム、リン酸一水素カルシウム、塩化マグネシウム、グルコン酸ナトリウム、炭酸アンモニウム、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、リン酸三カルシウム、リン酸二水素アンモニウム、リン酸二水素カルシウム

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他にも表示されていないものがあるの?

表示を義務付けられているが一括名だけで良いものと、表示を免除されているものがあります。これらの「表示免除」の例外規定は、消費者の知る権利ではなく、メーカーの都合に配慮された法律ではないかと思える節もあります。

(1)一括表示
同じ目的の食品添加物を複数使う場合、グループ名での表示が認められているものがあります。調味料(アミノ酸等)、pH調整剤、イーストフードなど、一括表示OKのものは14グループ。何種類使っても一括表示名を記載すればいいのです。
(2)加工助剤
大豆からビタミンEを抽出するときに使う溶剤の乳化剤、油を抽出する際に使うノルマルヘキサンなどは製品に残らないことを条件に、表示を免除されています。
(3)キャリーオーバー
原料に入っていても、製品を作るときに添加せず、効力がほとんどないものは表示が免除されます。保存料入り醤油を塗ったせんべいには保存料の記載は必要ありません。
(4)栄養目的
酸化防止目的の場合はビタミンCの表示義務がありますが、栄養目的で添加されるビタミンなどは表示を免除されます。添加の目的はメーカーの判断に任されています。