見えること、見えないこと
知っておきたい食品表示

カロリーゼロはいいことばかりではない

カロリーを「ゼロ」にするため、砂糖やはちみつの代わりに合成甘味料を使っており、原材料のすべてが食品添加物のものもあります。子どもたちが小さいうちから人工的な甘みや香りに慣れてしまうことが、どのような影響を及ぼすのか、気になるところです。

通常のスポーツドリンクに比べればカロリーは低いですが、100ml当り5kcal未満であれば「0kcal」と表示することが認められています。

カロリーゼロはいいことばかりではない

栄養成分表示(100ml当り)エネルギー0kcal、たんぱく質・脂質0g、炭水化物0.7g

原材料:果糖、塩化Na、L-カルニチンL-酒石酸塩、海藻エキス、香料、クエン酸、クエン酸Na、塩化K、甘味料(スクラロース、アセスルファムK)、塩化Mg、乳酸Ca、酸化防止剤)(ビタミンC)

合成甘味料はカロリーゼロの飲食品に多くに含まれています。

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人工甘味料とは

主にスクラロース、アスパルテーム、アセスルファムカリウムなどが使われています。砂糖の100~600倍と甘味度が高いので、わずかに添加するだけでよく、砂糖よりはるかに安上がりです。「ダイエット」を謳うことができて、しかも低コスト。効率よく利益を得るには、とても都合の良い食品添加物です。


カロリーゼロでも「甘い飲み物」の摂り過ぎは危険

人工甘味料は、砂糖やブドウ糖と違って排出されるだけなので糖尿病のリスクは増えないというのが通説でしたが、それが覆されるような研究結果が発表され、新聞報道などでも話題になっています。2014年9月のネイチャー誌に発表された論文では、人工甘味料には、代謝にかかわる腸内細菌のバランスを崩し、血糖値が下がりにくい状態にする作用があると報告されています。チームの研究者は糖尿病や肥満など生活習慣病のリスクが高まる可能性も指摘しています※。
※2014年9月18日付 東京新聞「人工甘味料で代謝異常 腸内細菌のバランス崩す」