ビオサポだより

第145回

お鍋は汁にも栄養が!?「水溶性ビタミン」の話

冬まっさかり。温かいお鍋がおいしい季節ですね♪ 特別な材料を揃えなくてもすぐできて、面倒な調理が要らず、お肉やお魚も野菜も摂れて栄養たっぷり…私(ビオサポ助っ人・W)のようなものぐさ主婦には大変にありがたいメニューです!おいしいし、毎日お鍋でもいいぐらい!(^o^)

そのお鍋、具はもちろん、汁にも栄養がある、ということご存知ですか? なぜかというと、具材の中の「水溶性ビタミン」が汁に溶け出しているからなんです。

水に溶ける性質をもつ水溶性ビタミン

ビタミンは、人の体の機能を正常に保つために必要な成分ですが、体内ではほとんど作ることができないため、食品から摂る必要があります。そしてビタミンは、その性質から、水溶性ビタミンと脂溶性ビタミンに分けられます。

水溶性ビタミンとは、水に溶ける性質を持つビタミン。ビタミンB群(B1、B2、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン)とビタミンCが水溶性ビタミンに当たります。さまざまな食材に含まれますが、水溶性なので、食材をゆでたり水にさらすと溶け出してしまうのが残念なところ。例えばキャベツなども、ゆでてから食べると、生で食べるときよりも含まれるビタミンCは減ってしまいます。せっかくのビタミンが調理の過程で少なくなってしまうのは、少しもったいないですね。

汁ごと食べるメニューなら水溶性ビタミンも逃さず摂れる

そんな食材を食べるときにおすすめなのが、お鍋やシチュー。ゆでると水に溶け出してしまう水溶性のビタミンも、お鍋やシチューなら効率よく摂れます。例えばブロッコリー、キャベツ、小松菜、水菜、白菜、かぶ、レンコンなどなど…のビタミンCを含む野菜は、身体を温めたいとき、生のものよりもお鍋やシチューの具材に使うのがオススメです(*^_^*)

ちなみに、脂溶性ビタミン(ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK)は油脂に溶ける性質を持つビタミン。油とともに摂ると吸収されやすいという特徴があるので、脂溶性ビタミンを含む食材は油で炒めたり油を使ったドレッシングといっしょに食べたりするのが、オススメの調理法なんですよ~。

いろいろなお鍋やシチューを楽しもう♪

水溶性ビタミンは、余分に摂ると尿として体の外へ排出されるので、摂りすぎる心配はあまりないと考えられています。その分、不足しないようにこまめに摂ることがポイントだそう。

そうとわかったら、体も温まって栄養も摂れるお鍋やシチュー、寒い時期にたくさん食べたいですね。生活クラブでも、いろいろなレシピを紹介しています。飽きないように味つけを変えたり具材を変えたりして楽しみましょう♪

豚肉と野菜のロール鍋
豚肉と野菜のロール鍋

鶏肉とキャベツの蒸し煮鍋
鶏肉とキャベツの蒸し煮鍋

ホンビノスのクラムチャウダー
ホンビノスのクラムチャウダー

根菜とろりんシチュー
根菜とろりんシチュー

わが家も今晩はお鍋にキマリ!最後にご飯を入れておじやにしたり、うどんを入れたりするのも格別なおいしさですよね。汁にも栄養があるとわかったので、なおさら残さず食べようと思います!(^o^)ノ

【参考】
■厚生労働省 e-ヘルスネット「ビタミン」
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-027.html