ビオサポだより

第134回

もしもの時のために…「回転備蓄」のススメ

今年は、阪神淡路大震災から23年を数え、そして3月には東日本大震災から7年となります。大地震をはじめとした災害への備えは普段から欠かせないものです。でも、いざ準備するとなると、「食品は何か特別なものを備えておいたほうがいいのかしら?」「どこに保管しておくのがいい?」と迷いがち。そんな「もしもの時」のために、生活クラブがおすすめしているのが「回転備蓄」です。


いつも食べているものを多めにストック

回転備蓄とは、「普段食べているものを少し多めにストックして、使った分をその都度補充する」というもの。災害時用の特別な食品を用意するわけじゃなくて、いつも食べているものを多めにストックしておくと、それがもしもの時のための備えにもなるということですね。毎日の食事やおやつやお弁当で使っていき、その分を補充すればいいから、いつも新しいものが手元に置いておけます。「災害用」と限定してしまうと、防災袋の中などにしまい込んだまま、気づいたら賞味期限を過ぎていた…!なんていう失敗が起こりがちですが、回転備蓄ならその心配もナシ。これなら気軽に備えができそうです!(*^-^*)


回転備蓄におすすめの消費材はいろいろ!

生活クラブの消費材には、回転備蓄に向いたものがたくさんあるんですよ~!その一部をご紹介しますね。

●缶詰
【さば味噌煮缶、さば水煮缶、いわし味付缶、大豆ドライパック缶、無塩せきコンビーフ缶…など】
火や水を使わずに、開けるだけでそのままおいしく食べられる缶詰類は、災害時の強い味方。賞味期限の長さと保存性の良さが頼もしいですね。

●お米とレトルトのおかず
【無洗米、パックごはん、カレーやシチューなどのレトルト類…など】
無洗米なら、研がずに最小限のお水で炊けるのがよいところ。パックごはんとレトルトのおかずの組み合わせは、災害時はもちろん、普段もあると何かと助かるアイテムです。

●水・飲みもの
【ペットボトル飲料水、トマトジュース缶、りんごジュース缶…など】
どんなときも絶対に欠かせないのが飲料水。国の防災の手引き(*)でも、飲料水は「1人1日3リットルを目安に、3日分」の備蓄をすすめています。その他に好きな飲みものもあるといいですね。

(*)参考:首相官邸HP「災害に対するご家庭での備え~これだけは準備しておこう!~」
https://www.kantei.go.jp/jp/headline/bousai/sonae.html

●甘いもの・おやつ
【果物の缶詰、ドライフルーツ、ショートブレッド、クラッカー…など】
疲れをいやしてくれる甘いものがあると、災害時もホッとできそう。小さい子どもがいる家庭なら、おやつのストックも欲しいですね。

災害時に不足しがちな「たんぱく質」「ビタミン」「ミネラル」を意識しよう

災害時は、おにぎりやパンなどの食事が中心となることが多く、糖質が過多になりがち。たんぱく質、ビタミン、ミネラルなど、不足しがちな栄養が摂れるものをストックするよう意識すると、災害時に心強いです。まぐろやさばやいわしなどの缶詰は、良質なたんぱく質に加え、ビタミンや、カルシウムなどのミネラルも豊富です。みかんや甘夏などの果物の缶詰も、ビタミンが手軽に摂れます。また、「食べるイリコ」などは子どもがおやつとしても食べられ、カルシウムの補給源になるのでおすすめです。


普段からおいしく取り入れて食べ慣れておくと安心

回転備蓄のよいところは、万が一の災害のときにも、「いつも食べ慣れているあの味」がある安心感。特に子どもの場合、普段食べ慣れていないものは、災害時といっても受け付けにくいかもしれません。「みかん缶」や「食べるイリコ」をいつものおやつにも登場させるなど、普段から楽しく回転備蓄の工夫に取り組んでいけるといいですね(*^-^*)

生活クラブの「レシピ大事典」でも、魚の缶詰や大豆ドライパック缶を使ったレシピをいろいろ紹介しています。毎日の献立にどんどん取り入れて、いつも新しいものをストックしていけば、すっかり回転備蓄じょうず!災害は起こらないに越したことはないけれど、こんな工夫で無理なく備えていければいいですね。


さば味噌煮缶を使った「さば味噌と野菜の簡単炒め」


大豆ドライパック缶を使った「小松菜とひじきのレモン酢和え」