HOME > 生活クラブ活動情報 > 生活クラブ活動情報詳細

生活クラブ活動情報/生活クラブ活動情報一覧へ

“「浜のおかあさん料理講習会」

 生活クラブの水産物、牛肉などの産地である北海道の雄武町とは、「まるごと」の提携をめざして、昨年4月に「雄武と生活クラブの提携懇談会」が設置され、生産地での交流会を実施してきました。そして、2月16日には初の「雄武消費地交流会」として、生活クラブ東京で「浜のおかあさん料理講習会」が開催され、交流を深めました。 (2010年3月4日掲載)  

雄武漁協の生産者7人が、初めて消費地に

組合員の子どもも調理にチャレンジ 

組合員の子どもも調理にチャレンジ

 「先生、次はどうしたらよいのでしょう」
 「先生と呼ばれるのは初めてです。照れますね」
 料理を教わるほうも、教えるほうも笑顔がこぼれます。
 2月16日、世田谷区にある生活クラブ生協・東京の生活クラブ館で第1回「雄武消費地交流会」が行われました。
 オホーツク海に面する北海道雄武町は豊かな水産物に恵まれるとともに、陸には牧草地が広がり肉牛の飼育が盛んなところです。生活クラブは雄武町の自然で育まれたホタテやサケ、牛肉などを消費材として取り組み、組合員が産地をたずねる交流会を実施してきました。そして今回は雄武漁業協同組合の生産者7人が初めて消費地を訪れ、約20人の組合員に「浜のおかあさん料理講習会」と題した交流会を開催し、交流を深めました。
 東京単協の副理事長で生活クラブ連合会の連合消費委員会・副委員長である植田泉さんは、雄武との消費地交流会開催の経緯を次のように語ります。
 「雄武漁協や牛肉の提携先である北海道チクレン農業協同組合連合会(以下、チクレン)など個々の生産者との交流のみならず、雄武町の行政もふくめた産地との提携をすすめるため、昨年4月に第1回目の『雄武と生活クラブの提携懇談会』を行いました。さらに9月には懇談会のもとに水産と畜産を横断した雄武町での交流会が行われ、その時に消費地での交流会の開催が決まったのです」
 植田さんは9月に実施された雄武町での交流会に参加。今回は迎え入れる側として、交流会の進行を務めました。

ぜいたくなレシピに驚きの声が

「浜のおかあさん料理」の講習を行った雄武漁協・女性部のみなさん。右端が部長の佐藤章子さん 

「浜のおかあさん料理」の講習を行った雄武漁協・
女性部のみなさん。右端が部長の佐藤章子さん

 料理講習会で雄武漁協の女性部のみなさんから教わるレシピは、秋鮭のふんわりコロッケにホタテのガーリック焼き、毛がにのリゾット、タコのカルパッチョ。いずれも共同購入で取り組む消費材を生かした料理ですが、「浜のおかあさん料理」と銘打った講習会だっただけに組合員は意表をつかれ、生産者にその点をたずねました。
 これに対し女性部長の佐藤章子さんは笑いながら、こう明かします。
 「都会の人にお教えするので女性部で集まり、とくに若い人向けの料理を考えたのです。確かにふだんはあまりつくりませんが、いずれも素材の良さを生かしたレシピです」

タコの皮の剥ぎかたを教わります 

タコの皮の剥ぎかたを教わります

 生産者はもちろん組合員も、料理はお手のもの。しかし、組合員はタコの刺身をつくる際に皮を削ぐのには意外な様子。  
  「ちょっと味見をしたら皮を取るだけで食感が良くなることが分かりました。このひと手間がおいしくするのですね。さっそく家でもチャレンジしたい」と話します。
 秋鮭のコロッケづくりでは、活〆の秋鮭フィレをポテトコロッケのジャガイモのように使うと聞き、そのぜいたくなレシピに驚きの声があがりました。
 調理の後は待望の試食。生産者と組合員が一緒にテーブルを囲みます。おいしい料理を食べながらだといっそう話は盛り上がります。
 ある組合員は「すごくおいしい。まるで一流のレストランの料理みたい」と評します。
 また、流氷の状況や漁のしかたなどについても話題が次々に広がります。

このような交流が長く続いてほしい

テーブルを囲んでの懇談では、漁の方法なども話し合わせました。中央が雄武漁協・組合長の片川隆市さん 

「テーブルを囲んでの懇談では、漁の方法など
も話し合いました。中央が雄武漁協 ・組合長
の片川隆市さん

 「今年はまだ流氷は接岸していません。でも過去には5月に来たこともあります。気候変動の影響か、海の環境が不安定になっているようです。また、雄武漁協では古くから『育てる漁業』に取り組んでいます。前浜を4つの区画に分けてホタテを直播し4年物だけを取るように工夫するなど、栽培漁業を進めています。生活クラブの組合員の“浜”の実情を理解しようとする姿勢には感心しました」
 雄武漁協・組合長の片川隆市さんはこう話し、「このようなお互いの交流が長く続いてほしい」と交流会に期待を寄せます。

北海道チクレンの伊藤重敏さんが、肉牛生産者を代表して挨拶 

北海道チクレンの伊藤重敏さ
んが、肉牛生産者を代表して
挨拶

 当日は雄武町で実際に肉牛を飼養する生産者は参加できませんでしたが、チクレンの伊藤重敏さんが次のように挨拶しました。
 「チクレンが提携する農場は26ヵ所ありますが、そのひとつに『(有)おうむアグリファーム』があり、1,650haという世田谷区の面積の3分の1近い牧草地を有しています。ここではアンガス種という肉牛も約300頭飼育され、ほとんどが生活クラブに出荷されています。ぜひ一度、牧場を訪れてください」
 なごやかな雰囲気で行われた交流会はあっという間に時が経ち、予定していた時刻を30分ほど過ぎて終了しました。
 「女性同士で和気あいあいと話すことができました。組合員の方が漁の安全などを気にかけてくれているのが、とくにうれしく思いました」(女性部長・佐藤さん)
 そして、前出の植田さんはこう結びます。
 「生産者やその家族と直接、知り合えるのが生活クラブのよいところだと思います。このような交流会を通じて雄武との提携が深まるとともに、産地を身近に感じられるような取り組みを各地で広げていけたら思います」

■「浜のおかあさん料理講習会」のレシピ(PDFファイル)は下記からご覧になれます。
 料理画像をクリックしてください。

  雄武産秋鮭のふんわりコロッケ 雄武産秋鮭のふんわりコロッケ 雄武産ホタテのガーリック焼き 雄武産ホタテのガーリック焼き

  雄武産毛がにのリゾット 雄武産毛がにのリゾット  雄武産タコのカルパッチョ 雄武産タコのカルパッチョ

雄武消費地交流会に参加したみなさん

雄武消費地交流会に参加したみなさん

生協の食材宅配クミ~ズ、オフィシャルコミュニティ

みんなの声を聞いてみよう!
※どなたでも閲覧できます。

↑page top