生活クラブの原則

生活クラブの消費材10原則

生活クラブのエネルギー7原則

生活クラブ 福祉・たすけあい8原則

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生活クラブの消費材10原則

【前文】

私たち、生活クラブと生産者は、共に対等な立場で消費材を開発し、その共同購入を通じて“健康で安心して暮らせる社会”の実現をめざします。

消費とは生命が生まれて死ぬまでの過程そのものであり、何をつくり出し、選び、利用するかという私たちの行動によって未来の命と環境のあり方が決まります。

だからこそ私たちは、原材料の調達から生産、流通、消費、廃棄に至るすべての過程で安全・健康・環境を最大限に尊重し、ここに「生活クラブの消費材10原則」を定めます。そして、関わるすべての人が主体的に参加する制度の下に、継続的に目に見える形でこの原則を追求します。

*生活クラブでは、取り扱う食品や生活用品を利潤追求が目的の「商品」ではなく、実際に使う人の立場にたった材であるという思いを込めて「消費材」と呼んでいます。消費材を通じて、生活の中にある課題の解決をめざしています。


第1原則 安全性を追求します。

食品添加物や農薬の使用を限りなく削減するとともに、独自の放射能検査を実施することで食品の安全を確かなものとします。人体や食品に直接触れるものへの化学物質の使用についても安全性を追求します。


第2原則 遺伝子操作された原材料は受け入れません。

生命の倫理に反し、企業による種の支配を招く“食べ物の遺伝子操作”に反対します。原材料だけでなく、飼料などにおいても遺伝子組み換えのものは使わないことを基本とします。


第3原則 国内の自給力を高めます。

共同購入を通じて、生命の産業である農業・林業・漁業・畜産業の持続力を高めます。飼料や原材料についても国内自給力の向上をはかり、生産体系の持続性と食料の安定確保、地域の環境保全に尽力します。


第4原則 公正で責任ある原材料の調達をめざします。

原材料の生産環境における生物多様性や、生産に従事する人々の人権に配慮した責任ある調達をめざします。また、外国産原材料・海外産品にもフェアトレードとトレーサビリティを追求します。


第5原則 素材本来の味を大切にします。

人工的に精製された化学調味料には頼らず、素材本来の味を大切にします。そして、さまざまな食材をバランスよく食べる知恵や文化を共有し、健康で豊かな食を実現します。


第6原則 有害化学物質を削減します。

“疑わしきは使わず”という予防原則に基づき、健康をおびやかし環境を破壊するおそれのある化学物質の使用を減らすとともに、環境への放出を削減します。


第7原則 3Rを推進し、さらなる資源循環をすすめます。

消費材の生産、流通、消費段階での3R(リデュース、リユース、リサイクル)を推進します。最終的に処分せざるをえない廃棄物を削減し、さらなる資源循環をめざします。


第8原則 温室効果ガスの排出削減をすすめます。

消費材の生産から流通、消費、廃棄に至るすべての過程で排出する温室効果ガスについて、未来への責任を果たすべく、長期的な視野に立った数値目標をもって継続的に削減をすすめます。


第9原則 積極的に情報を開示します。

安全・健康・環境に影響を及ぼす情報については、たとえ不利益につながる情報であっても、積極的に開示します。


第10原則 独自基準を定め、自主的な管理をすすめます。

原材料の調達から生産、流通の各段階で独自の基準を定めて、自主的な管理と点検をすすめます。そして、共に学び、高め合うことができる制度を継続・発展させます。


*2018年6月25日 生活クラブ連合会 第29回通常総会決定

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生活クラブのエネルギー7原則

【前文】

わたしたちは、人類の共通資産である化石資源を大量に消費することで、産業革命以前の人々とは比べようのないほど膨大なエネルギーを獲得し、いまの豊かな暮らしを実現しています。

このような暮らしは持続可能(=サステイナブル)ではありません。3.11は、これらのことに改めて気づかせてくれました。わたしたちは、限りある資源を 未来の子どもたちと分かち合わなければなりません。そして、“もったいない”という気持ちを大切にする暮らし、“足るを知る”という節度ある暮らしに立ち 返りたいと思います。

生活クラブは、省エネルギーをすすめながら再生可能な自然エネルギーによる電気の普及に取り組み、一日でも早く原発に依存しなくてよい社会を構築することを決意して、ここに「生活クラブのエネルギー7原則」を定めます。

原則

1.省エネルギーを柱とします。

エネルギーを大量生産・大量消費する“ムダづかいの社会“から、省エネルギーを柱とした“持続可能(=サステイナブル)な社会”への転換をはかります。

2.原発のない社会、CO2を減らせる社会をつくります。

省エネルギーをすすめながら、再生可能な自然エネルギーによる発電事業に取り組み、原発のない社会、CO2を減らせる社会の構築をめざします。

3.地域への貢献と自然環境に留意した発電事業をすすめます。

再生可能エネルギーによる発電事業を行うにあたっては、発電施設や機器を設置する地域への貢献に努めるとともに、自然環境への影響に留意してすすめます。

4.電気の価格や送配電のしくみを明らかにします。

発電事業を通じて、これまで電力会社による地域独占というブラックボックスに隠されていた電気の価格や送配電等のしくみを明らかにします。

5.生活クラブの提携産地との連携を深め、エネルギー自給率を高めます。

産地との提携をすすめ、食べもの(Food)に加えて、再生可能なエネルギー(Energy)を介した生産者との連携を深めます。

6.エシカルコンシューマーとして、再生可能エネルギーによる電気を積極的に共同購入します。

エシカルコンシューマー(*)として、提携生産者や協力事業者が再生可能エネルギーでつくった電気については、適正価格で積極的に共同購入します。

(*) エシカルコンシューマーとは、「環境や社会に配慮した商品・サービスを選択し、購入・利用するなどの消費行動をつうじて、社会的な課題の解決に寄与 していこうという意識を持った消費者」のことで、エコロジーやグリーンなどをさらにすすめた「倫理的・道徳的な消費活動」に取り組む人々をいいます。

7.生産から廃棄までトータルで責任を持ちます。

使い終わった発電機器を廃棄するときは、できるだけリサイクルします。処分しなければならない場合でも、最新の情報に基づいて責任を持って適正に処分します。

(備考)家庭で使われるエネルギーのおよそ6割は熱エネルギーですが、コージェネレーション(熱電供給)の導入拡大など熱エネルギーの自給については今後の課題とします。2017年頃を目安に検討し、必要があれば「生活クラブのエネルギー原則」に加えることを想定します。

*2015年6月22日 生活クラブ連合会 第26回通常総会承認

 

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生活クラブ 福祉・たすけあい8原則

【前文】

日本では世界で類を見ない速度で少子高齢化が進んでいます。ゆたかな人の関係に支えられた、希望のもてる、持続可能な地域づくりが急務の課題です。私たち生活クラブの福祉活動は、利用者、家族、地域市民、事業者、働く人など多様な利害関係者(ステークホルダー)が相互に協力しながら展開してきました。誰もが当事者として自己決定にもとづいて生きるしくみを積み重ねてきたことが誇るべき特長です。

この強みを各地の生活クラブ、運動グループ、提携生産者が共有し、その地域に必要な機能を描き、「福祉の自給ネットワークづくり」をめざして、「生活クラブ 福祉・たすけあい8原則」を定めます。

1.多様性

一人ひとりがちがいを認めあいながら、対等につながり、よろこびを分かち合える社会をめざします。

2.尊厳の尊重

生まれた時から最期の一日まで、誰もがその人らしく安心して暮らせる地域をつくります。

3.参加型社会

子育て、介護、社会的孤立を地域全体の課題と考え、お互いにたすけあう参加型のしくみをつくります。

4.働きがいのある人間らしい仕事

生活と仕事が調和し、社会をゆたかにする多様な働き方・働く場をつくります。

5.居場所づくり・役割づくり

あらゆる人が、心おだやかに楽しく過ごせる居場所づくり・役割づくりをすすめます。

6.子育て支援

子どもが笑顔で暮らせるように、地域全体で、子ども支援・親支援に取り組みます。

7.介護支援

介護する人・受ける人がどちらも、安心して毎日を過ごせるようサポートします。

8.社会的孤立への支援

貧困と孤立を見過ごさず、寄り添い、伴走することで自立を後押しします。

 

*2016年6月 生活クラブ共済連 第7回通常総会承認

 

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【2018年6月25日更新】